胆石は
構成成分によって、
- コレステロール石
- ビリルビンカルシウム石
- 黒色石
の3つにに大きく分けられます。
コレステロール石
本来、コレステロールは水には溶けない性質をもっていますが、胆汁のなかの胆汁酸によって水に溶けるように変化します(ミセル化)。
しかし、コレステロールが増加したり、逆に胆汁酸が減少すると、コレステロールが胆汁中で結晶化してコレステロール石ができてしまうのです。
- 肥満
- 年齢(加齢)
- 性別(女性)
- 食生活(高脂肪食)
- 遺伝的素因(胆石家系)
- 妊娠、経口避妊薬
などがコレステロール石の危険因子とされています。
ビリルビンカルシウム石
ビリルビンカルシウム石は、細菌がもっている酵素により胆汁中のビリルビンが遊離し、カルシウムと結合して形成されると考えられています。
高齢者では、十二指腸から細菌が胆管内へ侵入しやすくなっているため、胆管内にビリルビンカルシウム石が多くみられます。
黒色石
黒色石の成因の詳細は不明ですが、現在のところ、ビリルビン分子の複数個が互いに結合してできるビリルビンの重合体との説が有力です。
高齢、溶血性(ようけつせい)貧血、肝硬変、胃切除術後、心臓弁置換術後などが危険因子とされています。
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