舌と口臭
今回は、舌と口臭の関係について、みてみましょう。
このサイトでも、色々な所で触れてきましたが、口臭対策には、まず「口腔内を清潔にする事」が大切になります。
そして、次に体の悪い所を治す。
胃とか肝臓とか悪いと口臭の原因になります。
意外と多くの人が勘違いしているのですが、口臭のもとは、歯の間に残った食べカスが腐ったものだと考えている人が多いんです。
でも、本当はそうではないんですよ。
実は、口臭のいやな臭いは、口の中に常にあるタンパク質を、口内の細菌が分解して作り出したメチルメルカプタン、硫化水素などの化学物質が原因なのです。
そのため、口臭を減らすには、以下の事に気をつけるといいですよ。
「口内細菌を抑える」
口臭対策では、まず「口内細菌を抑える」事が大切です。
なので、軽い口臭ならば、朝晩にきちんと歯を磨いて、口内細菌を洗い流すだけでも、口臭対策としては十分に効果的なのです。
一日3食食べて、おやつの時間に口を潤す
だ液の分泌を高めることも口臭予防では大切な事です。
つまり、一日3食しっかり食べる事が大切になります。
女性などではたまに、
「口臭が気になるからと、人と会う前に食事をとらないの」
という人もいますが、これは逆効果なんですよ。
食事をとることによって、口腔内でだ液がどんどん分泌されで、口内細菌が洗い流されていくため、口臭対策には効果的なんです。
私は病院で働いていますが、検査のため、前の日から食事抜きで検査しに来る人がいます。
そういう人は、自分でもおっしゃる位に口臭がするんです。
「いやー、昨日から食べてないから、口臭がするんだよね。食べないと口臭がするとは言うけど、本当なのね。」
って本人がおっしゃる位です。
また、食事から時間が経つと、だ液の分泌が減って口の中が乾き、口臭が強くなっていくんです。そのため、食間の午前10時や午後3時ころには、お茶の時間をもうけて、口の中を潤す習慣をつけると、口臭対策にはいいですよ。
私も人と接する仕事なので、午前10時と午後3時位には、気をつけて口臭チェックをしてます。
結構、臭ってるものなんですよ。。。。
その日にもよりますけどね。
口臭は、自分では気がつかなくても、相手は気がつくものです。
最近、旅行のチケットの手配で、大手旅行会社に行ったんですけど、午後2時位に行ったんです。たぶん接客した下さった方は、忙しくてまだお昼を食べてない感じでした。
おそらく、開店から接客に追われていたんだと思うのですが、口臭がすごかったんです。
体のどこかが悪いというような口臭では無く、朝起きた時のような口臭でした。
口が渇いて強くなる口臭です。
綺麗な女性だったのですが、ちょっと嫌でしたね。。。(;一_一)
私も人と接する仕事なので、気をつけようと思いました。
口腔内を清潔にして口臭対策するポイント
口の中には、口臭の原因となる口内細菌の巣が2カ所あるんですよ。
@歯と歯ぐきの間のすき間である「歯周ポケット」
「歯周ポケット」たまに歯磨きのCMで聞きますよね。
この「歯周ポケット」に巣くう歯周病菌は、強い口臭の最大の原因になるんです。歯ぐきが腫れて、歯を磨くと血が出るような人は、ぜひ歯科医を受診して、歯周病の治療をして下さいね。
口臭どころか、歯周病をそのままにしておくと、大事な歯をも無くしてしまいますよ(+o+)
A舌の奥が白く苔状になる「舌苔(ぜったい)」
この「舌苔」は、病気やストレスで、だ液の分泌が減少すると現れるます。舌苔を増やさないためには、1日1回1?2分ほど、柔らかめの歯ブラシで、舌の奥を縦方向に軽くこするといいですよ。
最近では、舌磨き用に、毛先が細くて柔らかい歯ブラシや、口臭予防効果のあるポリリン酸ナトリウムを配合した歯磨きが登場しているので、舌苔の気になる人は使ってみて下さいね。
ただ、健康な舌には舌苔はある程度ついているものです。
ただ、あまりにも沢山の舌苔があるのは、異常ですし、何も舌苔が無いのも異常です。
普段から自分の舌を見て、自分のいつもの舌苔の状態を知っておきましょう。
健康管理の目安になりますよ(^v^)
良く、お医者さんに行ったら舌を見せますよね。
舌の状態、口臭の状態である程度大雑把に、その人の健康状態が分かるものなんですよ。