血尿は、明らかに健康なおしっこではないですよね。
血尿から考えられる病気について知っておきましょう。
自分のおしっこの色は常にチェックしましょうね。
私のお父さんの患者さんで、膀胱がんがかなり進行してから来た人がいました。
その患者さんにお父さんが、
「いつから血尿がでてましたか?」
って聞いた所、
「うーん。立ったら自動で水が流れるトイレだから、おしっこの色はいつも見ないというか、見れないんです」
って言ってたそうです。
自動のトイレも便利な反面、自分のおしっこや大便の色や状態を確認できないので、その点は良くないですよね。
おしっこや大便は、その時に体の状態を表していますからね。
できるだけ、おしっこの色は確認するようにしましょうね。
では、
血尿から考えられる病気についてです。
がん
「がん」は、痛くない血尿が出た時には、まう疑うべき病気といえます。
「血尿」から考えられるガンには、
- 腎臓がん
- 腎盂がん
- 尿管がん
- 前立腺がん
- 膀胱がん
といった泌尿器系や尿路系のがんが考えられます。
たまに、がんでも、一旦血尿が出た後、普通の色のおしっこが出る場合もあります。
それで、
「大丈夫かな」
って思って、病院に行かないでいたら、気がついた時にはかなりがんが進行していたというのも多いようです。
また、ひどい膀胱がんの人で、数年も血尿を放っておいたという人もいます。
血尿、とくに痛くない血尿(痛い場合は膀胱炎の可能性が考えられます)が出た場合は、すぐに病院にいって診察を受けましょう。
また、目で見えない状態の顕微鏡的血尿状態でも、がんになっている可能性があります。
尿検査で、「顕微鏡的血尿」と言われたら、一度専門の医師に診察してもらいましょう。
膀胱炎
血尿から考えられる一番多い病気でしょう。
膀胱炎は本来頻尿やにごった形の尿であったり、
残尿感が残る場合が殆どですがたまに血尿がでる症状もあります。
私の友人は、20代の頃、フランスに語学留学していました。
フランスの水は硬水で、彼女の体に合わなかったようで、真っ赤な血尿が出てびっくりして病院に行ったら、膀胱炎だと言われたそうです。
異国の地で真っ赤な尿がでたら・・・・びっくりしますよね。
膀胱炎は薬で治りますし、沢山水分を摂ってとにかくおしっこを出す事が大事になります。
また、大事な事ですが、
女性は、おしっこをしたら、拭く時は、前から後ろに拭きましょう。
これは本当に大事な事なんです。
後ろから前に拭くと、バイ菌がおしっこをする方についてしまって、膀胱炎になるんです。
介護の現場で、これをしらないヘルパーさんがいるようで、お年寄りが言ってました。
「ヘルパーさんが、下の介護をする時に、お尻を後ろから前に拭くから、介護されているお年寄りがすぐに膀胱炎になる」
って。
大事な事です。
覚えておいて下さいね!!
尿路結石
腎盂という所で、
カルシウム等が固まり、結石となってしまう場合があります。
この石が尿管に詰まると、
激しい痛みと
血尿の症状が出ます。
尿管は広くなっている部分と狭くなっている部分があり、
狭いところに結石がつまってしまう場合があるのです。
尿路結石の治療法としては、
- 超音波を使用して石を砕くか、
- 薬を飲んで石を小さくする
- 何回も排尿を繰り返し、尿管から出す
などの方法があります。
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