動脈硬化 検査
動脈硬化はｻｲﾚﾝﾄ・ｷﾗｰと言われている程、自覚症状の無い病気です。
そして、気がついた時には、病状がかなり悪化しているという事が多いんです。
そのため、動脈硬化を早期発見する事が大切です。
動脈硬化は、身体の内側にある血管で発生する病気です。
動脈硬化を発見するには、どのような検査が最適なのでしょうか？
CAVI検査
CAVI（Cardio Ankle Vascular Index）検査は、最新の動脈硬化の検査法として注目されています。
日本語に訳すと「血圧脈波検査」となります。
CAVI検査では、血圧の強さや早さを計ることで血管の厚さや血管年齢を測定できます。
- 検査時間は5分ほどと短い
- 高い精度で動脈硬化を発見できる
という素晴らしい検査で、信頼性も高いです。
CAVI検査でわかるのは
- 動脈硬化の有無
- 動脈硬化があった場合、大まかな場所
で、治療に必要な情報全てが得られると言うわけではないのです。
そのため、CAVIで動脈硬化が有る事が分かったら、次に、別の検査法で綿密に探っていくという流れになります。
動脈硬化の有無が分かるんですから、素晴らしいですよね！
頚動脈ｴｺｰ検査
頚動脈ｴｺｰ検査は、硬化治療の現場でCAVI検査と同じくらいに信頼されています。
検査方法は、頚動脈が通っている首にｴｺｰを当てて反響を調べます。
そうする事で、頚動脈の動脈硬化の有無を調べることが出来ます。
頚動脈は脳と心臓に繋がっている血管のため、脳卒中や心筋梗塞の発症に影響を及ぼします。
そのため、頸動脈に動脈硬化があると分かると、すぐに対策が必要になります。
MRI検査
核磁気共鳴という現象を利用して身体の中の透視画像を写すMRI検査は、今や健康診断や精密検査に欠かせない検査法の一つです。
良く耳にしますよね。
MRI検査は、動脈硬化の検査にも効果を発揮します。
特に足に起こる閉塞性動脈硬化症の発見には欠かせません。
最近のMRI検査では血管の状態も映像化できるため、信頼性も高くなっています。
ﾚﾝﾄｹﾞﾝ検査
X線を使ったﾚﾝﾄｹﾞﾝ検査も動脈硬化の発見には欠かせません。
血中のｶﾙｼｳﾑが硬化原因となっている中膜硬化だけしかﾚﾝﾄｹﾞﾝ写真に写らないため、動脈硬化の検査としてはいささか不十分な方法であるといえます。
しかし、ﾚﾝﾄｹﾞﾝ検査で、動脈硬化が見つかれば、動脈硬化の早期発見につながります。
血管造影検査
血管造影検査は、X線不透過物質であるﾖｰﾄﾞを造影剤として血管に直接投与してﾚﾝﾄｹﾞﾝで血管を撮影する検査法です。
実際の検査では手足からｶﾃｰﾃﾙを挿入して、目的の部位に造影剤を投入するｾﾙﾃﾞｨﾝｶﾞｰ法が行なわれています。
心電図検査
心筋から発せられる微弱な電気を測定する心電図は、肺から心臓に繋がっている冠動脈の動脈硬化を発見する検査にも使えます。
冠動脈に動脈硬化が発生していると狭心症を引き起こします。
狭心症は心電図にかけると特有の結果を出すため一目瞭然でわかるのです。
冠動脈に動脈硬化を早期に発見する事で、大事に至る前に、治療の方針を決める事ができます。
