朝 高血圧

朝、高血圧である症状を早朝高血圧といいます。早朝高血圧は危険ですよ!
石丸式 東洋医学による高血圧改善法

朝 高血

普通、早朝の血圧は高くありません


血圧は一日のうちに上げたり下げたりを繰り返しています。
通常、血圧は朝が高く夜寝ている間は低くなっています。

早朝高血圧の目安
早朝の上がり方がが著しく、朝と夜の上の血圧を足して割った平均値が135以上、差が15から20以上あれば、早朝高血圧であると考えられます。
降圧剤を服用している人の半分近くが早朝高血圧
降圧薬を服用して昼間の血圧が正常な人で、早朝高血圧の人は2人に1人であるといわれています。

早朝高血圧には2種類あります

早朝高血圧には
  • ディッパー型
  • ノンディッパー型
の2種類があります。
ディッパー型
ディッパー型は、朝目がさめると同時に血圧が急上昇するタイプ
ノンディッパー型
ノンディッパー型は、夜血圧が下がらないままなだらかに上昇するタイプ

早朝高血圧は、加齢とともにノンディッパー型が増加し、脳血管疾患や虚血性心疾患になる確率が増加します。
  • 糖尿病
  • 心不全
  • 睡眠時無呼吸症候群
の多くが、ノンディッパー型です。

早朝高血圧のメカニズム

朝の血圧上昇は、2つのことが重なっておこります。

@体内時計に従って目覚める頃、脳下垂体が副腎皮質ホルモンである、コンチゾールを分泌させるよう指令が出て分泌されます。
そして、血管を収縮させて血圧を上げ、体を動きやすくすくします。

A目が覚めて交感神経が動き始め、ノルアドレナリンが分泌されます。それにより、血圧上昇だけでなく、血管の収縮がおこります。血管の収縮により、血液が流れにくくなったり、血液が固まりやすくなったりします。
この大脳と目覚めにより、早朝高血圧が起こります。

早朝高血圧が危険な理由


なぜ早朝高血圧が危険なのでしょうか。

早朝高血圧は、命に関わる病気と関係している
朝の急激な血圧上昇は、脳卒中や心筋梗塞など命にかかわる病気と深く関係していると言われています。
これらの病気は、特に朝の6時〜10時ぐらい発症するのが多いです。

早朝高血圧は、脳・心血管疾患の危険性が高くなる
早朝高血圧の人は、脳・心血管疾患の危険性が3〜6倍高いと言われています。
特に、最高血圧、最低血圧ともに数値が高くなるほど、危険度は増します。

モーニングサージ


モーニングサージとは、早朝の血圧値と夜間の血圧値の差が大きい状態をいいます。
モーニングサージを持っている患者は、脳卒中発症の危険性が約3倍高いといわれています。

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