胆石症の食事の注意点
胆石症の人の食事療法のﾎﾟｲﾝﾄ
ﾎﾟｲﾝﾄ1 食事は規則正しい時間に食べましょう
規則正しい食生活を送る事が大切です。
食事時間が不規則になると、胆嚢から胆汁が出されるのも不規則になってしまい、胆汁がたまって疝痛発作を起こしやすくなるからです。
ｺﾚｽﾃﾛｰﾙや脂質を控える
ｺﾚｽﾃﾛｰﾙや脂質は、疝痛発作の引き金になります。
意識して摂らないようにしましょう。
母が胆石症で入院している間は、一日脂質30gでした。
どうしても全く脂質やｺﾚｽﾃﾛｰﾙを0にするのは不可能に近いので、母の入院時の食事から考えて、一日30gを目安にするといいと思います。
発作後の絶食は厳禁
疝痛発作を起こすと肉体的にも精神的にも食欲がなくなってしまいますが、何も食べないでいると胆汁を必要以上に溜めてしまうことになります。
疝痛発作を起こす時点で、おそらくは入院か、何らかの医師の治療を受けることとなると思うので、医師の指示に従うようにしましょう。
ｺﾚｽﾃﾛｰﾙ、脂肪の摂取は控えましょう
胆石が何らかの悪さをする状態になっている人は、医師から指導があると思いますが、とにかくｺﾚｽﾃﾛｰﾙと脂質はできるだけ摂らないようにしましょう。
なぜかといいますと、脂肪を分解して消化させるのに、胆嚢から胆汁が多量に分泌されるのです。
このときの胆嚢の収縮によって、疝痛発作が起こる可能性があるからです。
これを防ぐのには、
- 脂肪が多く含まれている食事をしないこと
- 食べ過ぎでの脂肪の過剰な摂取を抑えること
が大切になってくるのです。
特に、ｺﾚｽﾃﾛｰﾙ系の結石の人はｺﾚｽﾃﾛｰﾙの摂取を避けるように徹底しましょう。
摂取したｺﾚｽﾃﾛｰﾙが胆石を大きくしてしまう懸念があるからです。
胆石症の人に良い栄養素
胆石は一度できてしまうと、食事によってはそれ以上に大きくなってしまう場合があります。
中には摂らない方がいい栄養素もありますが、反対に摂った方がいい栄養素もあります。
胆石症の人が意識して摂った方が良い栄養素について、幾つか以下に挙げますね。
魚介類に含まれているﾀｳﾘﾝ
魚介類に豊富に含まれるﾀｳﾘﾝは、ｺﾚｽﾃﾛｰﾙでできた胆石が大きくなるのを抑えてくれます。
ﾀﾝﾊﾟｸ質
ﾀﾝﾊﾟｸ質の少ない食事は、ﾋﾞﾘﾙﾋﾞﾝで作られた胆石の成長を助長すると言われています。
意識してﾀﾝﾊﾟｸ質を摂った方がいいでしょう。
食物繊維
食物繊維はｺﾚｽﾃﾛｰﾙを阻害する働きがありますので、積極的に摂るようにしましょう。
食物繊維を摂ることによって便秘にもなりません。
といいますのも、時によって、便秘による腸の内圧が、疝痛発作の原因となることもあるかれです。
十分な食物繊維を摂るようにしましょう。
ﾋﾞﾀﾐﾝC,E
ﾋﾞﾀﾐﾝCとEは、胆汁酸の排泄を増加する働きがあります。
胆汁酸には、胆石ができるのを予防する作用があるため、ﾋﾞﾀﾐﾝCとEの入った野菜類や果物などを取るように心がけましょう。
豆類もいいですよ。
胆石症の人胆石症の人に良くない食べ物
脂肪分の多い食べ物、ｺﾚｽﾃﾛｰﾙの高い食べ物は、胆石症の人には良くありません。
これらの食べ物は、避けなければなりません
例） ﾏｸﾞﾛ、うなぎ、卵黄、牛・豚肉、ｿｰｾｰｼﾞ、ﾏｰｶﾞﾘﾝ、ﾏﾖﾈｰｽﾞ、落花生、天ぷら、ｻﾊﾞ等
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