口臭の原因
ある程度の「口臭」はみんな持っています
みんな、
*唾の臭い
*汗の臭い
*体臭
がありますよね。
体から出る「体液」は水ではないので、みんな必ずある程度の「臭い」を持っています。
これは、人間、生きていたら当たり前の事です。
しかし、
「気分を害する程の体臭」を発する場合、それには何らかの原因があるはずです。
それは、「口臭」も同じです。
「気分を害する程の口臭」がする場合、それには何らかの原因があります。
強い「口臭」の原因
では、気分を害する程の強い「口臭」の原因と考えられるものについていくつかピックアップしてみましょう。
生理的な口臭
「生理的」な口臭とは、「だれもが持っている口臭で、普段は気にならないもの。しかし、手入れを怠り、口腔内が清潔で無くなると悪臭に変わる「口臭」の事をいいます。
生理的な口臭の原因として、
- 歯垢(プラーク)の80%は細菌からできています。口の中の細菌は、これらの食べカスから口臭をつくりだします
- 緊張して口が乾くと、口臭は強くなります
- 朝起きた時と、食後3時間経過ごろ、口臭はピ−クになります
なので、生理的な口臭は、口腔内を清潔に保ち、状況に応じて口腔内を潤してあげる事で、ある程度は対策ができます。
病気が原因の口臭
あまりにも口臭が強い場合、体の中に何らかの原因がある場合が多くあります。
口臭の原因として考えられるものを、いくつかピックアップしてみましょう。
- 虫歯や歯垢によるもの
しっかり歯磨きをせず、口腔内を清潔にせず、食べカスを溜まったままにすると虫歯になりやすいです。この虫歯が悪臭を放つ大きな原因になります。特に、虫歯がひどくなり、神経が腐った歯があるととてもあぶないですよ!
- 歯槽膿漏(しそうのうろう)・歯肉炎(歯周病)などによるもの
歯肉が炎症をおこし、それがひどくなっていくものを歯槽膿漏といいます。。とくに、初期症状の歯肉炎なら小学生でもかかることがあるので、注意が必要です。
- 義歯や金属冠ブリッジなどの義歯垢によるもの
義歯などにも、歯垢はつきやすいです。歯が人工のものだからって安心しないで、きちんとした手入れをすることが大切です。
- 慢性胃炎が原因の舌苔
慢性胃炎の時は、舌苔が汚れた厚い灰白色の舌苔になります。また、熱性疾患のときは厚い褐色の舌苔になるなど、体の健康状態で舌の様子が変わります。舌苔は悪臭を放つことが多いので、手入れをしましょう。
その他の病気が原因による口臭
- 代謝系疾患が原因の口臭
口臭が、甘酸っぱいにおいがする時は糖尿病、ねずみ臭いにおいがする時は肝臓の病気を疑ってみましょう。
- 消化器系疾患 が原因の口臭
胃腸のはたらきが悪いとげっぷのようににおいが上がってきます。胃腸が爛れていると腐敗臭がすることも
- 呼吸器系疾患 気管支炎や肺化膿症が原因の口臭
呼吸器系疾患 気管支炎や肺化膿症などでもにおいが出ることがあります。
その他の疾患 だ液が出にくくなる病気(こう原病やシェグレン症候群など)や、鼻・咽頭などの病気なども、口臭の原因となる事があります。