肝臓と口臭
普通、体内に入った食べ物は、
胃で消化→腸で栄養素を吸収.分解→血液とともに肝臓に搬送
のようなルートをたどります。
普通の場合、食べ物のにおい物質は肝臓の働きによって分解されてしまうので、悪臭として体外に発せられることはありません。
しかし、肝臓の働きが不十分であると、分解されずに残ったにおい物質は肺までまわり、悪臭を持つ呼気として口から排出されます。
これが肝臓が原因の口臭です。
肝臓が原因の口臭は独特の悪臭を放っており、俗に「ネズミ臭」と呼ばれることもあり、さらに口内に苦味を感じたりする場合もあります。
さらに重症化すると、口臭はかび臭さや卵が腐ったような臭いを発するようになります。
肝機能は、特に40代あたりから弱りはじめるといわれ、中高年の口臭の主原因ともなっています
私の取引先の50代の女性も、このような口臭を持っていますが、本当に臭いです。
彼女は、顔色も悪く、口臭は本当に、「卵が腐った臭い」がします。
おそらく肝臓が悪いんだろうなっとは思いますが。。あまりそこまで突っ込んで話はしないので、真相は知りませんが、かなりの確率で、「肝臓が悪い」と私は見ています。
肝機能低下による口臭の対策法
肝機能の低下が原因の口臭であれば、肝機能を正常な状態に戻してやることで、口臭は改善します。
食生活を見直しましょう
まず暴飲暴食やアルコールの摂取を控えるなど、食生活に思い当たる悪習がある場合は、生活習慣を改善しましょう。
栄養面としては、
- ビタミンB1やB12
- ビタミンC
- タウリン
- クルクミン
- メチオニン
- フラボノイド
- 食物繊維
などが肝機能の正常化に有効です。
これらが多く含まれている食物を積極的に摂ったり、サプリメントを摂取するなどして、必要な栄養素を積極的に摂取することが大切です。
しかし、これらは肝臓の疲れなどに有効な方法であり、実際に肝炎などの病気を患っている疑いのある人は、まず専門機関を受診する必要があります。
肝臓は、とても大切な臓器です。
大事にしましょう。