制汗剤で乳がんのリスク増大?
制汗剤で乳がんのリスク?
さて、次は、制汗剤と乳がんの関係についてです。
制汗剤(テオドラント)に含まれるアルミニウム塩類が、乳がんリスクを増大させる可能性が指摘されたのです。
医学誌「Journal of Applied Toxicology」4月号(確か2006年です)に掲載された報告によると、アルミニウム塩類は皮膚を通して体内に入り込み、エストロゲンに似た作用を示すというのです。
論文の著者である英Reading大学生物科学部のPhilippa Darbre氏によると、乳がんの発症と進行にエストロゲンが関与していることがわかっていて、エストロゲン様の作用をもつ成分も乳がんリスクに影響する可能性があるというのです。
制汗剤には用量の25%をアルミニウム塩類が占めるものもあり、脇の下にスプレーして用いるため、アルミニウム塩類への曝露は乳房付近に集中すること。
また、女性は脇の下をそった直後の傷ついた皮膚に制汗剤を用いることも多く、アルミニウム塩の取り込みが増えることになるとの事です。
懸念すべき成分は、制汗剤のアルミニウム塩類以外にもあるといいます。
喫煙によって体内に取り込まれるカドミウム元素は、乳房組織に集積します。カドミウムはエストロゲン受容体に結合し、その作用に影響を及ぼします。カドミウムの蓄積が乳がんリスクを高めるという証拠も示されています。
「ここに挙げた物質はいずれも単独では強い作用をもたないが、複数が同時に作用するとどうなるかを検証する必要がある。乳がんなどの疾患に重大な影響をもたらすことも考えられる」とDarbre氏は述べています。
どれほどまで、乳がんのリスクがあるかは分かりませんが、制汗剤(テオドラント)に含まれるアルミニウム塩類が、乳がんリスクを増大させる可能性があるという事です。
喫煙も良くないようですね。
少し昔の論文なので、その後の研究報告が楽しみです。
必ずしも、制汗剤で乳がんを発症する訳ではなく、「リスクが大きくなる」というものです。
煙草を吸っている人は、「制汗剤に乳がん発症のリスクが。。」
という前に、煙草をやめましょう。
一つの知識をして、知っておいて欲しかったので、載せました。
大人の女性は、様々な知識を持っている事が大切です。
多くの知識は、色々な会話を引きだします。
どんどん、色々な知識を増やしていきましょうね。
そこまで、制汗剤に敏感になる必要はないかと思いますが、
気になる人には、ミョウバンスプレーやアルミニウムフリーの制汗剤は良いかもしれませんね。