腹圧性尿失禁
せき、くしゃみ、笑う、走る、階段を登る、降りるなどの日常での動作をして、腹圧がかかると、少しずつ、尿が漏れてしまう病気を「腹圧性尿失禁」と呼びます。
腹圧性尿失禁は、加齢現象で、得意なことなどではなく、中年以降の女性に多く見られます。多産、難産など出産により起こる場合と、肥満、運動不足などで膀胱や尿道を支える骨盤底筋が緩み、わずかな腹圧でも尿が漏れてしまいます。腹圧性失禁の９割以上が出産経験者という結果もでているのです。女性ホルモンの低下する閉経前後は、腹圧性尿失禁が悪化しやすい時期と言われ、この症状は、女性特有の生理現象と言えます。また、尿を我慢しても、膀胱の筋肉が伸びるため、漏れやすくなるので注意が必要です。
腹圧性尿失禁になると、スポーツができなくなるなど、さまざまな動作をするときに気を使います。また、外出するのが面倒に感じたりしてしまいます。そんなときに、尿とりパッド、尿失禁ショーツ、尿漏れオムツなど今では販売するようになりましたので使ってみるのもよいかと思います。
オムツと聞くと、抵抗がありますが、尿とりパッドですとナプキンとも似ていますので気楽に使用できるのではないでしょうか。尿とりパッドは尿の吸収がよく、ナプキンを代用してしまうと尿の吸収には向いておらず、トラブルの原因にもなります。男性にも男性用のパッドがあるので手軽、気軽に使用してみるのも良いと思います。