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腹圧性尿失禁 治療

腹圧性尿失禁の治療法は軽症から重症までそのケースにより違ってきます。

 

軽症から中等症の場合は、骨盤底筋訓練が効果的と言われています。骨盤底筋訓練は、弱くなった骨盤底筋を強くし、尿道を締める機能を強化する体操です。肛門、膣を意識的に締めたり、緩めたりを繰り返し強くしていきます。正しい方法を覚えるために一度、医療機関で教えてもらうことが望まれます。この体操は、毎日コツコツと続けることが大切です。また、骨盤底筋の強化にあたり、電気刺激療法もあります。そのほか、膣内コーンという器具を使い強化をはかることもあります。いずれの方法も、骨盤底筋を鍛えることにより、機能を強くしていきます。

 

薬物療法は、尿道の括約筋を緊張させる作用のある交感神経刺激薬や、閉経後の女性に対しては、女性ホルモンのエストロゲンクリームを膣に塗るか、錠剤を服用します。

 

重症の場合は、手術療法を行います。膀胱を上に引き上げ、さらに膀胱の出口や尿道を強くする手術を行って外科的に治します。また、場合によっては、尿道の周囲にコラーゲンを注入する治療や、日本ではあまり行われていませんが、人工括約筋埋め込み術などがあります。

 

いろいろな治療法がありますが、それぞれの症状により治療法も変わりますので、軽症のうちに治すことが悪化を防ぐことだと思います。