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腹圧性尿失禁 薬

腹圧性尿失禁に対して保険適用となるのは、スピロペント(塩酸クレンブテロール)と呼ばれるβアドレナリン作動薬のみとなっています。
この薬について少し調べてみました。

 

この薬は、もともとは気管支喘息の薬で気管支を広げる薬です。しかし、腹圧性尿失禁にも有効です。尿道を締めるバルブ的な役割をしている尿道括約筋の締まる力を強化し、尿漏れを起こしにくくする効果に加え、膀胱の収縮を抑えるダブルの効果があることから治療薬としても処方されるようになりました。これらの作用により、尿失禁の予防にもなります。

 

服用する注意点として、感神経を興奮させる作用があるので、病気によってはその症状を悪化させます。高血圧や心臓病、甲状腺機能亢進賞症、糖尿病のある人は、慎重に使用する必要があります。

 

副作用として動悸と手の震えです。重い副作用は報告されていませんが過剰に服用すると血液中のカリウムが減少し、ひどいときは不整脈を引き起こします。また、便秘、頭痛、不眠、吐き気、食欲不振などが起きる場合もあります。このような場合は、服用を中止し、医療機関を受診しましょう。
ただし、必ずしも尿道括約筋の緩みが尿漏れの原因と言えないケースもあるため、近年の治療には薬の服用よりも、体操や、手術が効果があります。