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過活動膀胱

1997年にアメリカとイギリス2人の泌尿器科医師が提唱し、2001年パリで開催された国際尿禁制学会(ICS)で認められた新しい疾患名です。調査した結果、日本に過活動膀胱の潜在患者が830万人いると推定されています。年齢とともに有病率は高くなってきています。また、先進国では平均寿命が延びてきているため、将来さらに一般的になる疾患だと述べられています。

 

過活動膀胱は簡単に説明すると、突発的な強い尿意が現れるもので我慢できずに、または間に合わないために失禁してしまう切迫性尿失禁が日常的に生じます。

 

原因として言われているのは、膀胱を含めた排尿に関わる器官に何らかの異常が起こるためと考えられています。膀胱の伸縮性が弱まって尿を溜めて置けないため、または排尿を行うための筋肉が活動しやすくなっているためなどの理由が考えられます。

 

また、過活動膀胱と似た症状を持つ疾患に尿路感染症、尿路結石、膀胱癌があります。その他、薬の服用による尿の量の増加、多量の水分摂取、糖尿病、腎機能障害によっても似た症状が見られます。悩んでいてもどうにもなりません。医療機関での検査により、他の病気の早期発見にも繋がるので、排尿障害が起きたらすぐに受診することが大切です。