切迫性尿失禁
切迫性尿失禁とは、抑えられない強い尿意が急に起こり、コントロールできずに尿が漏れてしまう状態です。突然に強い尿意を覚えることはあっても普通は、これを抑えることができるものですが、切迫性尿失禁の人はトイレまで我慢できず、尿が漏れてしまいます。また、過活動膀胱の一症状です。
切迫性尿失禁の特徴は以下のことがあげられます。
・ 余裕をもって、トイレに行こうと思ってもいつもギリギリになるまで気がつかない。
・ どうしても我慢できなくて、漏らしてしまうことがある。
・ 下着を替えなければならないほど漏らしてしまう。
・ トイレの回数が多い。
・ 夜中に何度も尿をもよおし、トイレに駆け込む。
高齢者で、起こる持続性の尿失禁の中で、最も一般的であると言われます。はっきりしたメカニズムがわかっていませんが膀胱に尿がたくさん溜まっていなくても尿が漏れてしまいます。このことから、人前で尿を漏らしてしまい、あまりの恥ずかしさから、自分を責めてしまい、ひどくなるとうつ病になり、ひきこもりになるケースも珍しくありません。
以前は治療法が確立されていませんでしたが、現在は、よく効く薬が利用され、治療可能になったので安心して医療機関を受診しましょう。