汗 原因
汗
汗は、汗腺からの分泌物のことをいいます。
99%以上が水で、残りは、塩分やタンパク質、乳酸などになります。
人間が日常生活で1日にかく汗の量は、1日に600〜700ccといわれています。
また、盛夏、筋肉労働、激しい運動をすると、10リットルにも達することがあるのです。
汗をかく状況、原因により汗の種類は異なります。
- 温熱性発汗
- 精神性発汗
- 味覚性発汗
に分けられます。
温熱性発汗
温熱性発汗は、一番重要な発汗です。
体温調整をするために出る汗です。
人間の体は、一定の体温を保つ恒温動物です。
心臓などの臓器の温度は約37度に保たれ核心温と呼ばれています。
また、皮膚などの温度は外殻温と呼ばれています。
筋肉労働、激しい運動をすると、体内で熱が生産されたときに、体外へ熱を出すことで、体温の一定を保っているのです。
その役割をするのが汗です。
汗には、熱を体外へ出す役割があるのです。
精神性発汗
精神性発汗は、緊張した時、ドキドキした時に出る汗のことを呼びます。
いわゆる局所的にかく汗です。
交感神経が刺激され発汗します。
味覚性発汗
味覚性発汗は、辛いものを食べたときに、発汗神経が刺激されて汗が出ることを言います。
この発汗は、肝臓の機能を助ける働きがあります。