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高血圧 貧血
普通の人の貧血
血液中の酸素を運ぶヘモグロビンと呼ばれる血色素が減少し身体が酸素欠乏を起こす貧血が、一般的な貧血です。
これは普通の人が「貧血だ」という症状です。
高血圧の人が起こす貧血
高血圧の人が起こす貧血は、起立性低血圧と呼ばれるものです。
これは、急に立ち上がるなどして血圧が低くなった時に起こるものです。
高血圧の薬の副作用でも起立性低血圧になります
私の母もそうでしたが、高血圧の人が医師から血圧を下げる薬を処方されている場合もあり、薬の副作用（薬が効きすぎて血圧が下がりすぎた）で、起立性低血圧を起こすこともあります。
この場合は、医師にすぐに相談して、高血圧の薬の種類を変えてもらうか、処方量を少なくしてもらいましょう。
高血圧の人の貧血のメカニズム
起立性低血圧では一時的に脳に酸素が供給されず酸素不足になることが原因です。
血液の循環は自律神経によってコントロールされていますが、
自律神経の働きが低下したり、ストレスなどの外的要因を受けて、自律神経が正しく機能できなくなると、血液は反射的に身体の中心部に集まります。
このような状態になると、脳や、心臓部に遠いところに運ばれる血液が不足してしまいます。
このような状態になると
- 血の気がひく
- 目まいがする
- 目の前が真っ白になって意識を失う
事がありあすので、注意が必要です。
起立性低血圧を起こした時
起立性低血圧を起こした時は、
- 着衣をゆるめる
- 足を頭より高く寝かせて、血液循環を促す。
- 体を温める
などの処置を速やかに行いましょう。
安静にして10分程横になって休めば再び脳に血液が流れます。
そしたら、酸素が脳や中枢に運ばれるので、症状が緩和します。
患者の身体が冷えすぎている場合には、タオルや毛布でくるみ温めてあげましょう。
体を温める事で、血液の流れが良くなります。
起立性低血圧の症状がみられたら医師に相談しましょう
起立性低血圧は一過性のもので、たいてい多少の休憩で回復します。
しかし、高血圧患者の場合には血圧の変動により
- 血栓が生じる
- 血管が切れる
などの血管疾患が心配されます。
また、脳に酸素が回らない状態が長く続くと、とても危険です。
必ず、医師に相談しましょう。
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